現地時間10月26日、米Vercel,Inc.が開発を進めるReactベースのWebフレームワークNext.jsの最新版「Next.js 14」がリリースされたことを公式ブログが伝えた。ソースコードはGitHubに設置してある。

開発環境の改善に取り組んできたNext.jsは、コードのリアルタイム反映を行うホットリロードなども備える開発モードnext devコマンドの--turboオプションで起動するRust製のモジュールバンドラーツールTurbopackエクスペリエンスを向上させている。同社クラウドvercel.comで重ねてきた大規模なNext.jsアプリケーションでの統合テストでは、ローカルサーバで53.3%のコード更新で94.7%の高速化を実現。今後、試験を重ねることで安定版をリリースする予定になる。

  • npm run devで実行

  • npm run dev --turboで実行

また、ReactのServer Actions(React公式ブログ)を組み入れたApp Router、API Routeによる入力フォームの簡易化などフロントエンド/バックエンドのコーディングの労力を削減。開発中のプレビュー機能として、ページ内での部分的なレンダリングをタグベースの簡易な処理で可能とするPartial Prerenderingも発表しており、ショッピングサイトでのcookieを用いた動的部分と静的部分をで区分する例を用いて解説している。