ネットワンシステムズは10月27日、社会のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速するため、エッジコンピューティング領域において米VMwareと基本合意書を締結したことを発表した。
これにより、ネットワンはインフラシステムにおける技術力や知見をもとに、VMwareのエッジコンピューティングソリューションを活用し、センサーやロボットなど大量のデータを生み出す環境を持つ製造業、電力・ガスなどのユーティリティ事業者、リアルタイム分析によるサービス提供が必要な市場へアプローチする。
ネットワンは協業に伴い、イノベーションセンター「netone valley」において、VMware Edge Compute Stack上でComputer Visionを利用する技術検証を行っている。VMware Edge Compute Stackは、エッジコンピューティングにおける一貫した運用管理とセキュリティを提供するソリューションスタック。
Computer VisionはGPUを活用し、カメラ映像上で、物体検出、転倒検出、盗難検出など、さまざまな業種・シーンで利用することが可能なソリューションの開発を目指しているという。特に製造業においては、製造工程における欠陥の特定、製造ライン内への人の侵入を検知可能なセキュリティ確保の実現などが想定されている。
今後は、マルチクラウド環境全体に対してインフラストラクチャ自身のデータをもとにしたセルフアシュアランス、予兆検知などの事前対応が可能となる自律型ネットワークインフラを目指す。