リーテックスは10月26日、金融業界に係わるビジネスパーソンを対象に実施した「2023年度版|金融業界のDXに関する意識調査」の結果を発表した。
「DX(デジタルトランスフォーメーション)に関して、どの程度の取り組みを行っているか教えてください」と聞いた質問では、「取り組んでいる」が最も多く76.8%、「まだ取り組みを始めていない」が23.2%と続く結果となった。
また「DXの推進が始まった背景として最も大きな影響を与えたのはどの要因ですか?」という質問では、「顧客ニーズの変化」(35.6%)と回答した人が最も多く、次いで「効率向上の追求」(26.0%)、「競争力の向上」(22.8%)、「新たなビジネスチャンスの発見」(12.0%)、「法的・規制要件への適合」(3.2%)となっている。
さらに「実際にどのような取り組みを行っていますか?」と質問すると、「ペーパーレス化」と回答した人が43.8%で最も多く、それ以降は「業務のオンライン化」(41.7%)、「システムのクラウド化」(27.4%)、「タスク管理ツールの導入」(26.5%)、「デジタル人材の確保や育成など」(20.1%)、「電子契約サービスの利用」(18.3%)と続いている。
「DXは進んでいると思いますか?」という質問では、「進んでいないと思う」と回答した人が53.4%で最も多く過半数を超える結果に。その理由としては「スキル不足」(46.3%)、「組織文化の変革の難しさ」(28.9%)、「予算不足」(14.2%)が上位3つの回答となっている。