オリンパスは10月26日、本社機能とマーケティングや開発を含む事業機能を八王子事業場 技術開発センター 石川(東京都 八王子市)に集約し、グローバル本社として稼働を開始することを発表した。2024年4月1日には現在の新宿モノリスから本社を同センターへ移転する。

今回の移転においては、出社する目的(技術検討や対面でのコミュニケーションなど)に応じた最適なオフィスレイアウトの再編を目指したようで、本社機能とマーケティングや開発を含む全ての事業機能を一拠点に集約することで、より密接なコミュニケーションの実現を図る。

同社は健やかな組織文化を目指し、従業員一人一人がベストな状態でパフォーマンスを発揮できる環境の実現に取り組んでいるという。今回の本社移転はその一環とのことだ。従業員が時間や場所に捉われることなく、自律したプロフェッショナルとして職務をまっとうできる働き方を整備する方針。

今回は、本社機能と開発をはじめとする全事業機能を一拠点に集約しただけでなく、これに合わせてさまざまな人事制度の導入も進めたそうだ。部門間のサイロ化を無くしてコラボレーションを加速するとともに、エンゲージメントと生産性を向上させて、革新的な価値をステークホルダーに提供するとしている。

同社は新しい働き方を支援するために、ハイブリッドな働き方を推進し、自宅とは異なる場所からのリモートワークを考慮した就業規則へと改定するなど、自律的な働き方を推進する。多様な背景を持つ従業員が、会社生活と個人生活の調和を図れるような柔軟な働き方の選択肢を増やす。

  • 新オフィスのイメージ
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