NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は10月26日、クラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」について、さまざまな教育データを統合的に可視化する「ダッシュボード」機能を12月末をめどに提供開始することを発表した。

  • ダッシュボードの画面例

    ダッシュボードの画面例

12月末時点では、教育委員会や学校管理者向けに、まなびポケット上に蓄積されたデータを可視化する「状況把握画面」を提供する。ダッシュボードで可視化されるデータは欠席超過率、学習コンテンツのアクセス状況、まなびポケットへのログイン状況、MEXCBT配信状況、ScTN質問紙の実施状況だ。これらのデータは画面上でカードとして表示され、教育委員会により各カードの追加や削除、拡大と縮小などカスタマイズが可能だ。

同社は今後について、状況把握画面に、児童および生徒のメンタルヘルス悪化やSOSを早期に把握するための「心の健康観察」、保健室情報などの生活に関する情報、単元テストのつまづき、家庭学習状況、協働学習実施状況、授業満足度などの情報を追加する予定だとしている。

さらに、将来的には「原因究明画面」も追加予定のようだ。この機能は「状況把握画面」に蓄積されたデータをもとに、学校および学級の状態を分析するというもの。教育データを組み合わせてさまざまなグラフで可視化し、データにもとづいた個別最適な学びから教育施策の改善にまで生かせるような情報としていく方針だ。

  • ダッシュボード機能の将来イメージ

    ダッシュボード機能の将来イメージ