PE-BANKは10月26日、全国の定年制度のある企業に在籍するITエンジニアを対象に実施した「ITエンジニアのセカンドキャリアに関する意識調査」の結果を発表し、年代別の考え方の違いを明らかにした。
定年後のキャリアについて質問したところ、「定年後も含めて長期で働くつもりだ」と回答した割合は、50代が39%、40代が29%、30代が21%、20代が9%となり、定年が近づくにつれ、定年退職後も就労意欲が高くなっている。
また、勤めている会社を退社した場合の今後のキャリアについて、現時点での志望を聞いたところ、 高齢になるほど「嘱託や派遣・アルバイトとして不定期に働く予定」と答えた割合が高くなる傾向にあった。
今後のフリーランス化の意向について聞くと、「現在および将来的にはフリーランスとして独立したい」という回答は50代で26%、40代で35.5%、30代で46.8%、20代では41.3%にとどまった。
その要因として、フリーランスになる事の不安要素に継続して仕事があるか分からない、収入が不安定であるという回答が多く、また自分の年齢では仕事が見つかりにくいといった回答も一定数あった。
また、フリーランス化支援プログラムがあった場合、それを受講してみたいか尋ねると、年代問わず約8割のITエンジニアが「利用してみたい」と回答し、多くのITエンジニアがフリーランス化に興味を持っており、機会があれば検討したいと考えていることが明らかになった。