弥生は10月24日、適格請求書等保存方式(以下、インボイス制度)に対応した「デジタルインボイス送受信」機能の提供を開始したことを発表した。これにより、請求書の発行から会計業務への連携まで業務プロセス全体を通じて一貫したデジタル化を支援する。
なお、デジタルインボイス送受信機能はスマート証憑管理の一部として提供する。得意先から受領した請求書や納品書などの証憑をクラウド上で管理できるだけでなく、デジタルインボイスでの請求書データ送受信にも対応する。
請求情報をスマート証憑管理に取り込んだ後、弥生の会計ソフトウエアに連携することで、仕訳連携や仕入税額控除の計算をシステムが実行するため業務効率化が見込める。スマート証憑管理は弥生シリーズユーザーであれば追加費用無しで利用可能だ。
弥生販売やMisocaで作成した請求書をスマート証憑管理経由で「Peppol(ペポル)」を利用してデジタルインボイスとして取引先に送信できる上、Peppolを利用して送受信した請求書の控えは電子帳簿保存法第7条(電子取引)の要件に基づいてスマート証憑管理に保存する。取引先からPeppolを利用して送信された証憑をスマート証憑管理で受領し、弥生の会計ソフトウエアへの連携する使い方もできるそうだ。