マンチェスター・ユナイテッドは10月24日、リモート接続ソリューションを手掛けるTeamViewer(チームビューワー)のエンタープライズ・リモート・アクセス・プラットフォーム「TeamViewer Tensor」を活用して、選手のパフォーマンス分析と試合準備に必要なデータにチーム関係者が継続的にアクセスしていることを明らかにした。
TeamViewerはマンチェスター・ユナイテッドのアナリストやコーチングチーム、選手と練習場にあるイギリスのサーバをシームレスにつなぎ、包括的なリモート・アクセスを実現しているという。
同チームのアナリストやコーチングチームは、データを活用して試合前後のパフォーマンスを分析してるが、移動中にライブ映像やその他の大容量ファイルにアクセスする際、ファイルを別の場所や外付けドライブに保存し保管したり、アップロードしたりするために時間がかかる課題を抱えていたという。
そこでTeamViewer Tensorを導入したことで、チーム関係者は世界中のどこからでもマンチェスターにあるサーバ・ファイルに迅速にアクセスできるようになり、移動中やアウェイでの試合中でもトレーニング教材やパフォーマンスデータにアクセス可能となった。
選手もスマートフォンやタブレットからチームのデータにアクセスできるため、準備やモチベーションアップ、コーチングなどに役立てているそうだ。なお、各メンバーはセキュリティ担保のため、固有の認証情報を使ってログインしアクセスしている。
また、メディアチームは試合当日の写真のアップロードに必要な時間を5分から1分未満に短縮しているとのことだ。ピッチ上のカメラマンのコンピュータにリモートで安全にリアルタイムでアクセスし、世界中のサポーターに写真を共有している。