オープンソースのCMS(Contents Management System)「Joomla!」は現地時間10月17日、最新バージョン「Joomla 5.0」と安定板「Joomla 4.4」のリリースを発表した。最新版は公式サイト、もしくはGitHubサイトでダウンロードできる。最新版となる「5.0」ではコア言語のPHPを8.1、データベースをMySQL 8.0.13以降、MariaDB 10.4以降、PostgreSQL 12以降にアップデート。フロントエンドWebアプリケーションフレームワーク「Bootstrap」を5.3.2、フォント・アイコンツールキット「Fontawesome」を6.4、ブラウザコードエディター「Codemirror」を6、WYSIWYGエディター「TinyMCE」を6.7にバージョンアップしている。
PHPコードを最適化する「phpcs fixer」の導入、管理機能では、Atum管理者テンプレートのダークモード機能の強化、選択ボタン用のJoomlaモーダルウィンドウによるユーザー行動制御機能などが新機能として追加された他、メディアマネージャーでの画像ファイル形式AVIFのサポート、SEO対策として構造化マークアップ共同管理コミュニティ「Schema.org」とのデータ連携などが行われている。
利用にはダウンロードサイトでフルパッケージ版を新規インストールするか、アップグレード版をダウンロードして、要件を確認した後、管理画面の「Joomla Update」でダウンロードしたファイルを活用しアップグレードすることができる。