NTT Comら、大田区の小学校を舞台にXR技術を活用した英語学習を開始

NTTコミュニケーションズ（以下、NTT Com）とNTT QONOQ（コノキュー）は10月18日、WebVR（Virtual Reality：仮想現実）サービス「360Media」を基にした海外体験サービスについて、東京都大田区教育委員会が推進している「おおたグローバルコミュニケーション」(以下、OGC)指定校である大田区立大森東小学校の英語授業で活用を開始することを発表した。

海外体験サービスのイメージ

東京国際空港（羽田空港）がある大田区では、異文化や異なる文化を持つ人たちを受容し積極的にコミュニケーションを取りながら共生できる能力を育成するための教育活動を進めている。OGCはその一環だという。英語力の向上だけでなく、異文化の人たちとも積極的にコミュニケーションを取れるグローバル人材の育成を目的としている。

NTT Comは公教育に対し「まなびポケット」や、「統合型校務支援システム」へのシングルサインオンが可能になる「統合認証サービス」を展開するなど、多くの学校に先進的なサービスを提供し児童・生徒が自分らしく学べる社会の実現を推進している。

また、NTT QONOQでは、XR（Extended RealityまたはCross Reality：VRやARなどの技術の総称）を用いた新しい体験や価値の創造を目指して、メタバース、デジタルツイン、XRデバイスの3つの事業を柱としてソリューション開発を行っている。

今回は、OGCを推進する大森東小学校でリニューアルされる教室の1つを海外体験ルームとして改装するという。このルームは教室の壁面3面に海外の場面を映し出し、実際に海外にいるような没入感の中で英語コミュニケーションを学べるとのことだ。