2023年10月17日から20日まで千葉県・幕張メッセにて開催されている「CEATEC 2023」で、ザクティは「CEATEC AWARD 2023」のデジタル大臣賞を受賞した、軽量カメラによるリアルタイム映像DXソリューションなどを展示している。

  • CEATEC 2023のザクティ展示ブースの様子

    CEATEC 2023のザクティ展示ブースの様子

今回デジタル大臣賞を受賞したのは、「Xacti LIVE(ザクティライブ)」というウェアラブル型のライブ映像デバイスと配信サービスで、ビジネスにおけるリアルな目線映像をいつでもどこからでも共有できるソリューション。

  • 「Xacti LIVE(ザクティライブ)」の外観

    「Xacti LIVE(ザクティライブ)」の外観

ウェアラブルライブ映像デバイス「CX-WL100」は、29gという軽量小型で、国内の遠隔支援サービス市場ではヘルメットに取り付けることが主流である中、メガネフレームや帽子、自撮り棒、スーツ、ヘルメットといった装着場所を選ばない仕様となっている。「CEATEC AWARD 2023」の選評でも、ヘルメットを着用しないシーンでも装着できるカメラへのニーズが高まりつつある中で、どこでも取り付けられるという仕様が評価を得ていた。

また、30gを切る軽さであるにも関わらず、通信状況に応じて最適な画質に自動調整されるため、現場の映像と音声がリアルタイムで鮮明に映し出され、カクつきがない配信をすることが可能。

  • リアルタイム閲覧に最適な画質設定に自動調整される説明画面

    リアルタイム閲覧に最適な画質設定に自動調整される説明画面

加えて、映像を確認する側において、通常のデジタルズームだと粒度が荒くなるところを、同社独自の画像エンジンによりリアルタイムで精細度を保ったままズームができるとのことだ。

さらに、同社独自のブレ補正と水平維持機能も搭載されており、腰をかがめ覗き込むような作業を行う際にも画面には水平で映し出されるのだという。

カメラとバッテリーは有線でつながれているが、無線にしなかった理由は軽量小型にこだわったことに加え、バッテリーが頭付近にあると万が一の際に危険性があるからだとしている。

ブース担当者は、今回の「CEATEC AWARD 2023」の受賞に喜びの様子を見せつつ、「これからお客様が実際に使ってみた結果抱いた声に耳を傾けながら、今後もソリューションを進化させていき、より使いやすいものにしていきたい」と、今後さらなる改良に向けた意気込みを語っていた。