Windows Centralは10月17日(米国時間)、「Report: Windows 11 has surpassed 400 million monthly users|Windows Central」において、Microsoftの社内データによると、Windows 11のアクティブデバイス数が月間4億台を超えており、想像以上の成功を収めていると報じた。このまま推移すると、2024年初頭には月間アクティブデバイス数が5億台に達するとしている。

Windows 11は2021年10月に市場へ投入されたことを考えると、約2年間で月間アクティブデバイス数4億台へ到達したことになる。Windows 10は1年余りで同じアクティブデバイス数へ到達していることから、Windows 10と比べると緩やかな推移ということになるが、Windows CentralはWindows 10とWindows 11は状況が異なるとし、この状況においてこの推移は想定を超える成功とコメントしている。

Windows 10がリリースされた当初は、Windows 7およびWindows 8.1からのアップデートは無償で提供された。さらに、当初は1年間限定の無償アップグレードと宣伝されたため、多くのユーザーがアップグレードに着手した。これに対し、Windows 11は2018年以降に製造されたパソコンをサポート要件とするなどハードウェアのレベルでシステム要件が設けられたためにアップグレードへの障壁が高いものとなった。

このため、MicrosoftはWindows 11の普及に関する内部の目標を低めにしていたとWindows Centralは報じている。しかし、現状はMicrosoftの内部目標を常に超えており、ユーザーベースの観点からみて同社の予想を上回る成功を収めていると説明している。