NTTグループの海外事業を担っているNTTデータグループは10月12日、10月より北米およびEMEAL(Europe, Middle East, Africa and Latin America)に新組織「IOWN Global Promotion Office」を設立し、IOWNを活用したビジネス事例を創出していくと発表した。
IOWNは「Innovative Optical and Wireless Network」の略称。NTTが発明した「光電融合技術」を用いて、光により情報の伝送・交換処理を行うことで「低遅延」「低消費電力」「大容量・高品質」の革新的なネットワーク基盤・情報処理基盤を実現する試み。
「IOWN Global Promotion Office」では、海外におけるIOWNビジネス事例を創出する役割を担う。まずはインフラが充実し、市場規模が大きい北米とEMEALに設立し、今後は他の地域にも順次拡大していくという。
「IOWN Global Promotion Office」の主な活動内容は、「海外市場におけるIOWN構想の認知度向上」「IOWN構想および技術に対する顧客ニーズの把握」「IOWNユースケースの創出およびビジネス事例の構築」の3点。
NTTデータグループは2025年度末を目標に、600名規模のIOWN技術有識者を育成し、IOWNの本格的な社会実装を目指す。