Microsoftは10月10日、「Windows Server 2012」および「Windows Server 2012 R2」のサポートを終了した。今後この2つのプロダクトはセキュリティアップデート、非セキュリティアップデート、バグ修正、テクニカルサポート、オンラインテクニカルコンテンツアップデートなどを受け取ることはできなくなる(参考「Windows Server 2012 and 2012 R2 reaching end of support - Microsoft Lifecycle|Microsoft Learn」)。

  • Windows Server 2012 and 2012 R2 reaching end of support - Microsoft Lifecycle|Microsoft Learn

    Windows Server 2012 and 2012 R2 reaching end of support - Microsoft Lifecycle|Microsoft Learn

Windows Server 2012およびWindows Server 2012 R2のサポートは終了したものの、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU: Extended Security Update)の提供対象にはなっている。そのため、今後もWindows Server 2012またはWindows Server 2012 R2を使い続ける必要があるという場合は、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を利用するという方法がある。この方法であればあと3年間はサポートを得ることができる。

拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)はWindows Server 2012またはWindows Server 2012 R2をオンプレミスで使っている場合は別途購入が必要。Azureで使用している場合は、別途購入することなく利用できる。

なお、オンプレミスでWindows Server 2012またはWindows Server 2012 R2を使っているという場合は、Azureへ移行することで拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を利用できるようにするというパスも存在している。Azureが拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を含んでいることから、Azureへ移行することで追加で3年間のサポートが得られることになる。

どちらの方法を採用しても、拡張セキュリティ更新プログラム(ESU)を利用した場合は、2026年10月13日までサポートが提供されることになる。