米国半導体工業会(SIA)は、2023年8月の半導体市場規模(売上高、3か月移動平均)が、前年同月比5.8%減も前月比では1.9%増の440億ドルとなり、6か月連続で前月比でプラス成長を達成したことを発表した。
地域・国別で売上高を見ると、前月比では米州が同4.6%増、中国が同2.0%増、アジア太平洋/その他が同1.2%増、日本が同0.4%減、欧州が同1.1%減となったほか、前年同月比で見ると、欧州が同3.5%増、米州が0.3%増となったものの、日本が同2.9%減、アジア太平洋/その他が同11.3%減、中国が12.6%減と2桁のマイナス成長となった地域・国もある。
なお、SIAのプレジデント兼最高経営責任者(CEO)を務めるJohn Neuffer氏は「8月の半導体売上高は前月比で6カ月連続のプラス成長を達成し、年央の市場需要がゆっくりとだが着実に増加していることを示している。前年同月比で見ると減少したままだが、マイナス成長の幅は2022年10月以降でもっとも小さくなっており、今後数か月にわたってこの勢いは続くものと楽観視している」とコメントを出している。