Microsoft Excelチームは現地時間10月5日、Web版ExelにおいてPower Automateを活用した「作業の自動化」(Automate Work)ボタンを新たに設置したことを公式ブログで発表した。
タスクの自動化(Automate a Task)ボタンに置き換えられた新たな「作業の自動化」ボタンは、クリックするとPower Automateを拡張した構築済みのテンプレートが表示され、これをクリックすることでユーザーは手軽に連携自動化を利用できる。テンプレートのひとつ"Monitor incoming emails to an alias in an Excel worksheet"(Excel ワークシートのエイリアスへの受信メールを監視する)では、Office365 Outlookと連携し、顧客のフィードバックを自動的に取得し、Web用Excelワークシートに保存するなど顧客からのフィードバックを一か所で集中管理するなどの使い方が可能だと公式ブログでは説明している。
実際に「作業の自動化」ボタンを試してみたところ、Track File Additions in SharePoint with Excel Spreadsheet(Excel スプレッドシートを使用してSharePointでファイル追加を追跡する)、Track Microsoft Forms response in Excel and add a Todo(Microsoft Formsの応答をExcelで追跡し、Todoを追加する)など、複数アプリケーションが連携する自動化テンプレートが数多く設置してある。
Microsoft 365 Officeデスクトップアプリ(Office 365 E3およびE5ライセンスなど)にアクセスできる商用ライセンスまたはEDUライセンスを持つユーザーが Web版Excelで同機能を使える。ブログを執筆するMicrosoftのRavon Lingard氏は、"今後Windows版やMac版に搭載されるのが楽しみ。是非、ヘルプボタンから「Office スクリプト」または「Power Automate」という語句を含めてフィードバックをください Happy Automating!"と綴っている。