グッドパッチはこのほど、同社が運営するデザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner(リデザイナー)」に新たにダイレクトリクルーティング機能を追加し、デザイナー向けの一部機能を10月3日に先行公開した。今後、さらに機能を拡充させることで、採用ニーズが高まっているデザイン人材の新たなキャリア機会創出を後押しするという。今後、冬にかけて企業向けの機能を順次拡充する方針だ。
同社は企業とデザイナーのミスマッチをなくし、デザイナーがパフォーマンスを発揮できる社会を実現することを目指し、2018年にデザイナー特化型キャリア支援サービス「ReDesigner(リデザイナー)」を開始。
ReDesignerが実施している2019年以来の調査によると、2022年時点でデザインへの投資に効果を感じている企業は9割を超え、デザインへの投資に積極的な企業は増加傾向にあり、デザイナーの職種は細分化され、採用ニーズも高まる中、課題も多く存在している。
現在、ReDesignerには新たなキャリアを検討する多くのデザイナーから「自分の実績を示すポートフォリオを作る余裕がない」「スキルや志向にマッチした企業に出会うのが難しい」といった声が多く寄せられている一方、企業側には「デザイナーを採用したいが、個々のスキルや志向がわかりづらい」「そもそもデザイナー自体が転職市場で少ないため出会えない」という実情があるという。
ReDesignerはデザイナー特化型キャリア支援サービスである強みを活かし、デザイン人材と企業双方のニーズを満たすプラットフォームとしてさらに進化するべく、今回ダイレクトリクルーティング機能の開発に至った。
ダイレクトリクルーティング機能は、新たなキャリアを積みたいデザイナーとデザイナーを採用したい企業とのミスマッチを減らすことができるとのことだ。
同機能は、デザイナーに求められるさまざまなスキルについて、デザイナー自身の強みや志向を可視化できる「スキルマップ」、ガイドに沿って項目を入力していくことで、企業の担当者が知りたい情報が網羅されたポートフォリオを簡単に作成することができるポートフォリオ作成補助機能を有する。
同機能により、デザイナーはスキルマップでスキルの可視化、アピールやポートフォリオを簡単に作成できる。自身のスキルや志向にマッチしたスカウトを受けることや応募前に知りたい情報を集約した求人票で、企業の情報を閲覧することを可能としている。
また、企業は多様な検索軸で自社にマッチしているデザイナーを見つけやすく、デザイナーが保有するスキルを一目で判断できるとともに、デザイナーに特化した項目を網羅した求人票で自社に必要なデザイナー像を明確に提示できるといったメリットがある。