「Joomla 5.0 Release Candidate」

オープンソースのCMS(Contents Management System)「Joomla!」は現地時間10月3日、「Joomla! 5.x」シリーズのリリース候補版「Joomla 5.0 Release Candidate」のリリースを発表した。ソースコードはGitHubでダウンロードできる。最終リリースは10月17日を予定している。「Joomla! 5.x」は、メジャーバージョンとしてシステム要件をPHP 8.1、MySQL 8.0.13以降、MariaDB 10.4以降、PostgreSQL 12以降に更新し、フロントエンドWebアプリケーションフレームワーク「Bootstrap」を5.3に、ブラウザコードエディター「CodeMirror」を6にバージョンアップ。新たにクリーンアップされたシステム基盤の構築と「Joomla! 5.0」以前の非推奨プラグインを利用するための下位互換性(backward compatibility)プラグインの提供を行う。同バージョンは非推奨プラグイン等のクリーンアップによる依存関係の維持、アップグレード手順のスムーズ化に重点が置いたバージョンとなるという。

  • 「Joomla 5.0 Release Candidate」設定画面(同社資料より)

今回、新規にPHPコードを最適化する「PHP-CS-Fixer」を導入する他、管理者ダークモードスタイルの改善、エラー報告のためのセッション処理問題などを解決している。「Joomla! 5.0」最終版は10月17日にリリースされる予定。