TXOne Networks Japanは10月5日、OTセキュリティの新たなコンセプト「CPSDR(サイバーフィジカルシステム ディテクション&レスポンス)」を発表するとともに、CPSDRのアプローチを採用したOTセキュリティ新製品を発表した。

CPSDRは、セキュリティと運用の安定性のトレードオフを解決するために、事業継続や運用安定性といった、製造業が重視する価値軸にセキュリティを適合させたコンセプト。

CPSDRをベースとしたソリューションは、サイバー攻撃や設定ミスによる、OT環境の予期せぬ変化や異常動作を、運用のコンテクスト(文脈)を理解し、オペレーションに影響を与える前に阻止することで、製造業の事業継続、運用の安定性に貢献するという。

新製品となるElementシリーズは、「Portable Inspector」「Safe Port」「ElementOne」の3つの製品によって構成されたOT環境のセキュリティ検査と資産管理業務を効率化する包括的なソリューション。

「Portable Inspector」では、機器や端末などの資産にソフトウェアのインストール不要で、マルウェアスキャンのステータスをLEDで視覚的に確認できる。

「Safe Port」は、直観的な操作でリムーバブルストレージのマルウェア対策を行うもの。

「ElementOne」は、Portable InspectorやSafe Portで収集した情報の一元管理を実現する。

  • OT環境のセキュリティ検査と資産管理業務を効率化するElementシリーズ