Microsoftは2020年にMicrosoft 365スイーツの一つとして「Microsoft Lists」を公開した。このサービスは情報の整理、共有、追跡を行うリストを作成するためのアプリケーションで、多くの企業や組織で使われている。Microsoft 365は他のアプリケーションと高いレベルでの連携が実現されており、多くの情報からユーザーが必要とする情報を整理して管理する方法として活用されている。
この機能はもともとエンタープライズやビジネスでの利用が想定されてきた。共有などに強みがあり、小企業などでは導入するコストに比べて利点が少ないとみられていた。しかし、MicrosoftはMicrosoft Listsをより多くのユーザーに提供することを決定し、取り組みを続けてきた。
そして、Microsoftはこのほど、「Introducing Microsoft Lists MSA Preview for iOS and Android」において、Microsoftアカウントで利用できるMicrosoft ListsのiOS版およびAndroid版が利用できるようになったと発表した。
アプリをダウンロードしMicrosoftアカウント(MSA)でサインインすることで利用することができる。多くのユーザーはWindows 10やWindows 11を利用する段階でMicrosoftアカウントを作成している。持っていない場合も無償で作ることができ、つまり、事実上、無償でMicrosoft Listsが利用できるようになった。
Microsoftアカウントで利用可能なMicrosoft Listsは次のページからダウンロードまたは利用することができる。
Microsoft ListsがMicrosoftアカウントでも利用できるようになることで、これまで業務でMicrosoft Listsを活用してきたユーザープライベートにおいても、自分のMicrosoftアカウントでMicrosoft Listsを利用するといった使い方が可能になると見られる。