oViceは10月3日、オンライン会議を一定数行っている企業の20〜30代の会社員を対象に実施した「オンライン会議に関する実態調査」の結果を発表した。

オンライン会議では約9割がカメラを基本はオフで参加していることが明らかになった。

  • 約9割がカメラは基本オフ(oVice調べ)

    約9割がカメラは基本オフ(oVice調べ)

同レポートは、オンライン会議が一定数(週に4回以上)あり、ハイブリッドワークを行っている企業(従業員数300名以上)の20〜30代の会社員100名を対象に、9月12日〜9月13日に実施した「オンライン会議に関する実態調査」の結果に基づく。

オンライン会議でカメラをオンにするかどうかを尋ねると、「基本はオフ、状況に応じてオンにする」(69.0%)、「どんな時でもカメラはオフ」(17.0%)と、あわせて約9割が「カメラはオフ」で参加していることがわかった。

「いつでも必ずカメラはオンにする」「基本はオフ、状況に応じてオンにする」と回答した人に、カメラをオンにする場面を聞くと、最多が「顧客や取引先もしくは社外の方との打合せ」(60.2%)、最少が「雑談」(8.4%)で、TPOに応じてカメラをオン/オフを使い分けていることがうかがえる。

  • カメラをオンにする場面、6割以上が「顧客や取引先もしくは社外の方との打合せ」(oVice調べ)

    カメラをオンにする場面、6割以上が「顧客や取引先もしくは社外の方との打合せ」(oVice調べ)

勤め先でオンライン会議に関するマナー・ルールを設定しているかどうかを尋ねると、「はい」が19.0%、「明文化されていないが暗黙のルールがある」が44.0%という回答となった。それらの人にどのようなマナー・ルールが設定されているか聞くと、「他の人が話している時はミュートにする」(52.4%)が最多となった一方で、「全員がカメラをONにして参加する」は22.2%であった。

また、オンライン会議でカメラのオンを求められたことはあるかどうかを尋ねると、「何度もある」が13.0%、「数回程度ある」が52.0%、「一度だけある」が10.0%となり、約8割がカメラのオンを求められたことがあることがわかった。「何度もある」「数回程度ある」「一度だけある」と回答した人に、オンライン会議でカメラのオンを求めてくる人はどのような役職の人か尋ねると、「課長」が50.7%、「本部長/部長」が48.0%で、直属の上司が指導している様子も浮き彫りになった。

ストレスを感じる(疲れる)会議はどのような形式が質問すると、「全員がオフライン(リアル出社)の会議」が40.0%、「オフライン(リアル出社)が多数で、オンラインが少数の会議」が29.0%という回答となった。

同調査では、これらのほかにも、オンライン会議でストレスを感じるルールや、オンライン会議で配慮してほしいことなどが判明した。調査の全文はレポートにて公開している。