オリンパスは10月3日、チーフ メディカル オフィサー(CMO:Chief Medical Officer)に、ジョン・デ・チェペル博士が10月2日付で就任したことを発表した。同氏は今後、グローバルで「メディカル アンド サイエンティフィック アフェアーズ(MSA:Medical and Scientific Affairs)」をけん引する予定とのことだ。
MSAとは、市場を上回る持続可能な成長を目指しながら、対象となる疾患における低侵襲治療を通じて医療水準を向上させ、患者のアウトカム改善を推進するポジションだという。
直近のチェペル氏は、メドトロニックのグローバルリージョンでCMOとして医療従事者との関係を促進してきたそうだ。それ以前はBarrx MedicalやCovidienで外科領域のメディカルアフェアーズチームを率いてきた。2006年から2014年までは国境なき医師団でボランティア軍医、その後は週末にニューヨーク市で外科医としての勤務経験も持つ。
また、同氏はジョージタウン大学ワシントンD.C.で経営学の学士号と医学博士号を取得しており、ニューヨークのマウントサイナイ医科大学で一般外科研修医と腹腔鏡手術研究員を務め、その後はニューヨークのセントビンセント病院で低侵襲手術のチーフを務めた。
今後はオリンパスのCMOとして、患者の医療アクセス向上と安全性向上、オリンパスが目指す持続的成長に貢献するとしている。同社は今後について、医療費の社会的負担を軽減し、かつ、すべての患者のアウトカムを向上させるために、臨床的・経済的価値を持つ安全な医療機器の開発に取り組むとしている。