WordPress.orgは9月26日(以後、現地時間)、オープンソースのCMS「WordPress」の次期バージョンとなる「WordPress 6.4」のテスト確認用バージョン「WordPress 6.4 Beta 1」のリリースを発表した。今後10月3日の「Beta 2」、10月10日の「Beta 3」を経て、RC版(RC1/10月17日、RC2/10月24日、RC3/10月30日)、11月7日に最終版のリリースを予定する。

「WordPress 6.4 Beta 1」は、バグチェックやプラグインなどのテスト確認、プレビュー評価などを行うためのバージョンでリリーステストに参加するユーザー用には、テストガイドが公開されており、「Beta 1」とRC(最終リリース候補)版の開発期間に新しい未リリースのセキュリティ脆弱性を報告した場合、通常600ドルのバグ報奨金が2倍の1200ドルになることも発表している。

次期バージョンとなる「WordPress 6.4」は、新しいテーマ「Twenty Twenty-Four」にサイト全体のフォント管理機能やライティングやデザイン機能、新規導入されたコマンドパレットの機能向上に加え、ブロックテーマの拡張性を強化する「ブロックフック」(Block Hooks)などの機能に改善が加えられる。また、WordPressロードマップのフェーズ3にあたるワークフロー機能やリアルタイム コラボレーション機能などの"共同編集機能"の実装が開始されるバージョンとなっている。