Microsoftは現地時間2023年9月28日、Javaのオープンソース版であるOpenJDK 21の同社版を公開した。OpenJDKは独自ビルド版を公開しており、Microsoft Build of OpenJDKもその一種。ダウンロードは公式ドキュメントから実行し、x64版およびARM64版のWindows/Linux/macOSバイナリーを用意している。LTS(長期サポート)版となるOpenJDK 21はAzure PaaSサービス全体で利用可能になる予定だ。
Microsoft Build of OpenJDK 21は、OpenJDK 21でサポートした学習支援の「JEP 445: Unnamed Classes and Instance Main Methods(Preview)」や名前のないパターンなどに支援する「JEP 443: Unnamed Patterns and Variables(Preview)」、ガベージコレクターのZGC性能を向上させる「JEP 439: Generational ZGC」などに対応した。AI(人工知能)およびLLM(大規模言語モデル)と統合するセマンティックカーネルもJavaをサポートし、既存アプリケーションの強化を実現できる。