Microsoftは9月27日(米国時間)、「Dynamic Lighting is now available on Windows 11|Windows Experience Blog」において、先日公開したWindows 11のアップデート版(先行ダウンロード)において「動的ライティング」という新しい機能が使えるようになったと伝えた。Windows 11 PCに接続されるデバイスの照明(RGB)を制御することが可能になり、Windows 11を中心としてライティングのエコシステムが構築されるという。
Windows 11における動的ライティング(動的照明、ダイナミック照明などとも呼ばれる)は、本稿執筆時点では光るキーボードやマウスなどが対象となっている。これらデバイスの挙動を設定アプリケーションの「個人用設定」→「動的ライティング」からまとめて設定できるようになった。統合した制御が実現されたことで、ライティングの雰囲気などを環境照明に合わせて自動的に変えることなどが可能になり、これまでよりも雰囲気作りがうまくなると考えられている。
Microsoftは動的ライティングに対してオープンスタンダードに準拠したことを求めており、すでに互換性が確認されている製品が多数存在している。Microsoftは今後多くのデバイスが対応することが見込まれるとして、情報を公開している(参考「動的照明装置 |マイクロソフト ラーニング」)。
発表時点では、ゲーミングPCなどで使われることが多い周辺機器が対応しているように見える。今後、この仕組みに対応したデバイスがどれだけ登場するかは不透明だが、最新のWindows 11からはこうした周辺機器の照明設定を設定アプリケーションからまとめて設定できるようになった点が注目される。