KDDIは9月28日、これまで同社が取り組んできたD&I(Diversity & Inclusion)に公平性(Equity)を加えて、「DE&I」とすることを明らかにした。さまざまな属性の社員のスタート地点を合わせてDE&Iの意識醸成と風土改革に取り組み、多様な人材の活躍に向けた支援を強化する方針だ。
同社は今回のDE&Iへの改定に伴って、リーダー層の意識改革を目的として、無意識の思い込みの存在を認識し新たな行動を促す「DE&Iアンコンシャス・バイアス研修」を2023年3月から実施している。2024年上期中には約1700人の実施が完了予定とのことだ。
研修では、無意識の思い込みや偏った見方で少数派の人が持つ個性や強みの発揮を阻んでいないかや、その障壁を取り払うために何ができるかを本部長層らが自ら考え、自身の行動宣言を社員へ向けて発信する。
同社は今後について、部長層やグループリーダー層へも研修対象を拡大し、アンコンシャス・バイアスに対する認識を高めて、DE&Iの実現に向け多種多様なマイノリティを含むすべての社員が活躍できる環境づくりを進めるという。