慶應義塾大学イノベーション推進本部は9月27日、アマゾンウェブサービスジャパン(以下、AWSジャパン)と大学発スタートアップの創出と成長を加速するための連携協定を締結したことを発表した。

同大学は産学連携機能を担うイノベーション推進本部内のスタートアップ部門を2022年3月に本格始動し、大学発スタートアップの創出と成長を通じた研究成果の社会実装を進めている。

今回の両者の協定により、AWSジャパンは慶應義塾大学関連のスタートアップに対し、AWS Activateプログラムを活用して最大5000ドル分のAWS利用バウチャーなどの計算リソースを提供する。

加えて、技術・人材支援として、AWSエンジニアによる個別の技術相談会を開催し、CTO 人材への学習やネットワーキングの機会も提供する。これにはオンサイトのワークショップも含まれるそうだ。

また、セキュリティ対策、データ保護法規、IT運用コスト最適化、AI(Artificial Intelligence:人工知能) / ML(Machine Learning:機械学習)の最新サービスなどについて、セミナーや勉強会を通じた情報発信を行う。

その他、AWSジャパンが企画するアントレプレナーシップ教育関連イベントへの紹介や、補助金など事業化に向けた支援制度活用に関する情報提供も実施する。