Sansanは9月27日、営業DXサービス「Sansan」内の分析ツール「Sansan Labs」に、GPTを活用した新機能を追加したことを発表した。
「Sansan Labs」は、営業DXサービス「Sansan」にて、未来の働き方を体験できる実験的な機能を提供するユーザー向けに無料で公開している分析ツール。今回、GPTを活用した機能の第2弾として「5分で読める業界動向」と「AI企業検索 ー経営方針・経営課題ー」の2つの機能を実装した。
「5分で読める業界動向」では、検索したい業界を選択すると、業界内の企業の有価証券報告書から業界の課題や市場環境に関する内容を抽出し、要約して表示する。また、業界内の売上高ランキングを最大10社表示してSansan上で企業詳細を確認、さらに「5分で読める有価証券報告書」機能から有価証券報告書の要約を閲覧することが可能。
また、「AI企業検索 ー経営方針・経営課題ー」は、特定の経営方針・経営課題を持った企業を検索する機能。例えば、「SDGsに注力している企業」や「DXを推進する製造業の企業」と入力すると、GPTが有価証券報告書の内容を分析・検索して該当の記述がある企業をリストアップする。有価証券報告書の内容をGPTが分析することで、自社の製品・サービスと適合する経営方針・経営課題を持つ企業のリストが簡単に作成でき、営業戦略を精緻化するとともに、営業アプローチのためのリスト作成にかかる工数を削減することができるとしている。