Dataikuは9月26日(米国時間)、企業が大規模言語モデル(LLM)を組み込んで利用するために必須となるプラットフォームのニーズに対応する「LLMメッシュ」を発表し、あわせてローンチパートナーとしてSnowflake、Pinecone、AI21 Labsを発表した。
「LLMメッシュ」は、企業が大規模言語モデル(LLM)を使用して、効率的かつ安全なアプリケーションを構築するために必要なコンポーネントを提供するもの。LLMサービスプロバイダーとエンドユーザーアプリケーションの間に位置づけることで、最も費用対効果の高いモデルを選択し、データとレスポンスの安全性を確保し、拡張可能なアプリケーション開発のための再利用可能なコンポーネントを作成できる。
LLMメッシュの機能にはさまざまなAIの経路設定、AIサービスの安全なアクセスと監査、機密データのスクリーニングとレスポンスのモデレーションのための安全対策、パフォーマンスとコストの追跡などの機能が含まれる。また、アプリケーション開発のための標準コンポーネントを提供し、企業が期待するコントロールとパフォーマンスを実現しながら品質と一貫性を保つとしている。
また、Dataikuが提供する新機能は10月以降順次リリース予定。これにはパブリックプレビューとプライベートプレビューが含まれる。同社はLLMメッシュにより既存のサービスプロバイダーと連携し、LLM、ベクトルデータベース、そして計算処理インフラについて、企業における効率的かつ幅広い利用を促進する。また、Dataikuはコンテナ化されたデータと計算機能、ベクターデータベース、LLMビルダーといったLLMメッシュの主要コンポーネントをSnowflake、Pinecone、AI21 Labsを、LLM・ローンチパートナーとして発表した。