クラウドストライクは9月25日、統合セキュリティプラットフォーム「CrowdStrike Falcon」の最新版「Raptor」を発表した。9月下旬から来年にかけて、CrowdStrike Falconプラットフォームを利用しているすべての顧客向けに初期アップグレードが公開される。
「Raptor」には、Charlotte AI Investigatorを搭載した初のAIベースのインシデントクリエイターが搭載されている。Charlotte AI Investigatorは、一片の情報を基に、関連する情報を自動的に関連づけて1つのインシデントにまとめ、LLMに沿って、スキルレベルを問わずすべてのセキュリティアナリストが理解できるインシデントサマリーを生成する。
また、CrowdStrike EDRを利用しているすべての顧客がネイティブXDRを利用できるようになり、CrowdStrikeプラットフォーム全域から、エンドポイント、ID、クラウド、データ保護に関するテレメトリを包括的に収集し、調査を加速できるようになる。
XDR Incident Workbenchでは、個別のアラートではなく、インシデントを中心に、EDR/XDR向けに再考された高速なユーザーエクスペリエンスにより、調査と対応時間を短縮する。
加えて、膨大な量のデータに対して検索を行い、1秒未満で結果を得られるため、攻撃者やリスクを素早く見つけて対処できる。
Raptorのリリースによって、クラウドストライクが提供する生成AIベースのサイバーセキュリティ分析機能であるCharlotte AIが進化する。顧客向けプライベートプレビュー版には、自然言語(英語とその他数十の言語)による質問に対し、Falconプラットフォームから直感的な答えを受け取れる機能が搭載されている。