ヒューマンセンシング技術の開発、提供を行うベンチャー企業スワローインキュベートは9月26日、スマホカメラやWebカメラで人の"まばたき"を検出する「まばたき検出技術」を活用したWindows、Linux、iOS、Androidアプリ開発用SDK(Software Development Kit)のリリースを発表した。
パナソニックと共同で開発を進める「まばたき検出技術」は、今まで同社が提供してきた「目検出技術」の機能として提供してきたが、今回余分な機能を排し処理負荷を極力低減し、ディープラーニングモデルを軽量化することで処理速度最大30FPS(VGAサイズ)を達成。「まばたき検出」機能を単体として提供することが可能となった。
独自のアルゴリズムにより顔と目の位置を検出し目の開閉状態を判定、その時系列データをもとにまばたきを検出し、回数をカウントする。エッジAIやスマホカメラ、Webカメラなどの一般製品やGPUのないデバイスでも利用可能な仕様となっており、製品やサービスに組み込んで利用できるようにWindows、Linux、iOS、Android用SDKとして提供。同社では眼科などの医療領域やヘルスケア分野、ゲームなどのユーザインターフェースとしての活用を想定している。SDKは申し込みをすることで1カ月無料の試用版を利用できる。詳細はWebサイトで確認できる。