ネットワンシステムズは9月26日、企業において、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に伴って複雑化したシステムの統合運用管理を実現するオブザーバビリティ(可観測性)サービスを提供開始すると発表した。

オブザーバビリティとは、分散されたICTシステムの詳細なデータを収集、可視化し、複雑なシステムの状況を観測可能にする機能を指す。

同サービスでは、オンプレ・クラウド・ネットワークのメトリクスやログを一元的に収集し、「いつ・どこで・なにが起きているのか」を把握可能な統合モニタリング環境を提供する。

また、さまざまなシステムのメトリクスやログを一元的に集約し可観測性を高めることで、障害発生箇所の早期発見、観測データの相関分析による迅速な原因究明へとつなげる。

さらに、システムにインシデントが発生してから対応する運用から、インシデント発生を抑制するためのプロアクティブなシステム改善対応を行う運用へと変化させ、システムのさらなる高度化を促進する。

同サービスは、3つのモデルが選択できる。「Liteモデル」はシステムデータを統合したポータルを用いてセルフ運用が可能、「Standardモデル」はモニタリングツールの管理、インシデント対応などの運用委託が可能、「Advancedモデル」は同当社のカスタマーサクセスと組み合わせてシステム改善に観測データ活用を推進する。

  • ネットワンのオブザーバビリティサービスの3つのモデル