NTTデータは9月25日、ファン・社員・市民(生活者と総称)の社会貢献活動(サスティナブル・アクション)を企業や自治体がデジタルで可視化し、加速・拡大できるというプラットフォームである「fowald(フォワルド)」を提供開始した。対応OSは、iOS 14.0以上またはAndroid 9以上。2027年までに100自治体・企業への導入を目指す。

  • fowaldのイメージ

新プラットフォームは、企業や自治体が生活者と一緒に取り組みたいテーマをクエストとして公開し、共感した社員や住民がリアルなアクションを起こしてプラットフォーム上に登録することで、応援しているものや所属している企業、住んでいる地域に還元できる仕組み。

生活者のアクションは、企業や自治体も参照できるタイムラインやマップ上に可視化し、取り組みの定量的な測定が可能。

特徴として同社は、1)生活者のサスティナブル・アクションを可視化し、生活者が応援しているもの、所属企業、住む地域に還元、2)プラットフォームを通じて日常生活の中でサスティナブル・アクションに参加可能、3)無意識に行っていたサスティナブル・アクションを再発見し横展開可能、の3点を挙げる。

可視化と還元に関しては、企業や自治体は既存の取り組みをプラットフォーム上で展開することで、生活者のサスティナブル・アクションを把握できるという。従来は見えていなかった個人の活動を可視化することで、企業や自治体が対外的にPRできるとしている。

日常生活の中での参加について、これまで企業や自治体が主催するリアル・イベントなどへの参加が第1歩となっていたが、プラットフォームを通じて日常生活の中で気軽にアクションを起こせるようになる。時間やエリアの制限を受けずに、自身が興味関心を持っているコンテンツやコミュニティのクエストを選んで参加できる。

再発見と横展開に関しては、個人が無意識的に行っていたサスティナブル・アクションに該当するような活動について、クエストを通じてその価値を再発見できるとしている。

投稿・閲覧機能によりプラットフォーム上で他の生活者の投稿を見ることで、それらの活動を横展開したり、同じコミュニティに所属している人同士が連帯して社会貢献コミュニティを醸成することも可能。

利用イメージとしては、企業から社員向け、自治体や地域に根差した企業から市民向け、スポーツ団体からファン向けの3種類を挙げている。