NTTドコモ モバイル社会研究所は9月25日、テレワークに関する調査結果を発表した。これによると、テレワーク実施率は3年間でほぼ横ばいの約15%、男女別では男性2割、女性1割未満であり、東京都のテレワーク実施率は約3割だった。
同調査は同社が2023年2月に、全国の15~79歳の男女を対象にWebにより実施したものであり、有効回答者数は6151人。
2023年の全体でのテレワーク実施率は14.6%であり、男女別では男性が21.5%、女性が8.3%と男性の方が女性よりも高い。
勤務先の状況については、「勤務先がテレワークを導入していない」が74.6%、「テレワーク制度はあるが自身はテレワークを実施していない」が約1割だった。
3年間の経緯を見ると、テレワーク実施率は2021年には全体で14.5%、2022年は14.1%、2023年は14.6%と横ばい傾向にある。男女別では、3年間で男性のテレワーク実施率は微増して2割程度、女性のテレワーク実施率は微減して1割程度となった。
2023年における地域別のテレワーク実施率を見たところ、関東地方(東京含む)での実施率が21.5%と高く、近畿地方が15.2%で続く。東京都に限ると、約3割と高くなっている。
「テレワーク制度はあるが自身は実施していない」はどの地方でも1割程度あり、「勤務先がテレワークを導入していない」は四国(82.8%)と北海道・東北(82.5%)で高い。