Ridgelinezは9月21日、製造業のビジネスモデルを再構築して企業価値向上を支援するコンサルティングサービス「ビジネスモデルトランスフォーメーション コンサルティングサービス」の提供を開始することを発表した。
これにより、企業価値向上を課題とする製造業が、従来のサプライヤー型のビジネスモデルから顧客の経営課題に伴走するパートナー型のモデルに転換するための戦略策定を支援する。さらに、新たなテクノロジーの獲得やエコシステム構築などもサポートする。
戦略策定においては、同社のコンサルタントチームが先端的な事例研究や機関投資家とのディスカッションから導出した独自のフレームワークを用いて、現状分析と企業価値向上に向けたロードマップ作成を行うとのことだ。さらには、戦略を実行に移す際に、課題に対して富士通のテクノロジー知見や人的資源なども活用するという。
同サービスでは、新たなビジネスモデルの構想から事業立ち上げまでの流れについて、ビジネスモデル仮説構想、フィージビリティ検証、実証実験、本格展開の4つのフェーズで支援する。
ビジネスモデル仮説構想フェーズでは、あるべきビジネスモデルと財務モデルを構想し、次の検証フェーズの計画を作成。GX(グリーントランスフォーメーション)やDX(デジタルトランスフォーメーション)を起点として、時価総額の要件を充足するためのアイデアを整理する。
フィージビリティ検証フェーズでは特にビジネスが成立するかどうかという観点で検証を進める。ビジネスモデル仮説構想フェーズで整理したモデルについて、顧客候補やアライアンスパートナー候補などに意見を求め、必要に応じてビジネスモデルと財務モデルをブラッシュアップする。
実証実験フェーズでは、ビジネスモデル仮説構想フェーズで不鮮明であった論点やフィージビリティ検証フェーズで新たに生じた論点について検証する。このフェーズで得られた結果に基づいて、ビジネスモデルと財務モデルを修正しながら本格展開に向けた計画を作成する。
本格展開準備フェーズでは、既存のビジネスモデルから新しいモデルへと移行するための具体的なロードマップを策定し、新しい戦略を機能させるための実行能力獲得に向けた支援を行う。