エヌ・ティ・ティ・スマートコネクト(以下、NTTスマートコネクト)とAMIは9月19日、遠隔聴診サービスについて業務連携を開始することを発表した。NTTスマートコネクトの音声・映像通信技術とAMIの心音と心電データ可視化技術を組み合わせることで、オンライン診療における高度なリアルタイム聴診の実現を目指すという。

  • 両社の連携の概要図

    両社の連携の概要図

AMIは心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器「超聴診器」の研究開発や遠隔医療サービスの社会実装を進めている。超聴診器は心電と心音を同時計測し、独自のアルゴリズムとデータ処理によって、心臓聴診において周囲の環境に左右されずに医師の診断をアシストする情報を提供可能だという。

また、NTTスマートコネクトはオンライン診療向けの音声・映像通信プラットフォーム「聴シンクロ」を提供しており、両社は今回の連携によってオンライン診療において高度な聴診を目指す。医師が不足している地域や災害医療、感染症対策におけるオンライン診療の充実に向けた活動を実施するとのことだ。