米Dropboxの日本法人であるDropbox Japanは9月19日、SB C&Sとの協業を強化し、Dropboxの製品群に関する知識を持ちユーザー企業の業務効率化を推進するという専門チームである「Dropbox Center of Excellence(Dropbox CoE)」を、SB C&S内に設置すると発表した。
Dropbox Japanは、同社のAI(人工知能)搭載製品群の日本国内における本格的な展開に先立ち、国内ディストリビューターであるSB C&Sと共に、他国に先駆けて新チームを発足し、より充実したサポート体制を提供する。
今回の協業強化では、Dropbox CoEをSB C&S内に設置し、ユーザー企業のDropbox利用を支援していく。同チームは、2023年9月以降、Dropbox CoEの設置、DropboxのAI搭載製品の評価と活用シナリオ開発、Dropbox既存ユーザー企業に対する活用スキル向上のための活動実施、サポート窓口の拡充といった施策を順次実施していく。
Dropbox CoEの設置により、Dropboxの技術を継承した営業およびプレセールス/ポストセールス・エンジニア、カスタマー・サクセスなどの専門家により、AI搭載製品など、クラウド・ストレージ製品以外も含む製品群を提案・推進することで、ユーザー企業のさらなる業務効率化・高度化を支援する。
AI搭載製品の評価と活用シナリオ開発については、現在一部のみベータ版として英語で提供している「Dropbox Dash」を始めとした、AI搭載製品の評価と活用シナリオの検討・開発、および米Dropboxの各製品担当エンジニアによる同チーム向け技術勉強会の定期開催を実施する。
既存ユーザー企業に対する活用スキル向上のための活動としては、主要ユーザー企業に対するカスタマー・サクセス業務支援、およびDropboxを企業でさらに利用してもらうための情報を提供するという定期開催セミナーである「Dropbox University」の共同開催を実施する。
サポート窓口に関しては、企業向けサポート業務の受け入れ能力を2倍に増強すると共に、動画プロジェクト管理ツールである「Dropbox Replay」およびドキュメントの安全な共有と追跡・分析を実現するツールである「Dropbox DocSend」のサポートを開始する。