多くのプロダクトの多岐にわたる機能が研鑽を重ね、日々アップデートしている。いつの間にこんな便利な機能が加わっていたのか?という嬉しい発見になることもよくあること。Googleは現地時間9月14日、ドキュメントに2022年に加わったある機能を公式ブログで紹介している。
2022年にGoogleドキュメントに加わった"pageless format"は、「ファイルメニュー」→「ページ設定」→「ページ分けなし」で設定可能な機能。その名の通り、ドキュメントを分割せずに連続で執筆を行える自由度の高い執筆モードだ。公式ブログでは、どんな時に役立つか?を紹介している。
ライティングゾーンに入ると、ほとんど瞑想的な気分で思考や説明、シーンが入り込み、言葉がただ流れているだけ。しかし、それを遮るのは改ページで、箇条書きや段落がバラバラになり自由に流れるようなアイデアが切り離されるように感じると、書くことを専業とする寄稿者のBudzynaさんは、自由にドキュメントに書き連ねることの重要性を説いている。
オススメな使い方としては、頭に浮かぶことを清書する前に書き連ねる"Journaling"や横方向へのスムーズなスクロールを活かした”広い表テーブルの挿入”、共有も簡単なGoogleドキュメントの利点を活かした”ライブブレインストーミング”。はたまた、次の旅行で訪れたい場所の写真など大きな画像をドロップする"bucket list"(やりたいことリスト)や相性の良い"箇条書きでのリスト作り"などを例示。紙への印刷を前提としないページレスが効果的に機能するシーンはとても多い。
横方向でも画面サイズに応じた表示になるので縦長に設置したモニターでも、わざわざスクロールバーを動かさなくても良いし、限られたスペースでササっと書くにも効果的な設定だ。Googleドキュメントには、@でユーザーやプルダウン、会議メモやメールの下書き、プロダクトのロードマップやレビュートラッカーなどの雛形を追加する機能なども加わっているが、インターネットを前提とするこれらのシーンにおいても非定型である"pageless format"との相性は良い。