AI時代に仕事や業務が変わると言われて久しい。昨年末からの生成AIブームにより、実感が増したという人も多いのではないか。これを受けて、リスキルの重要性が高まっている。組織がリスキルに取り組むにあたっての心得を5つを紹介する。
重要視されるリスキリング
最初に数字から。OECD(経済協力開発機構)が2019年に出した予測では、今後15~20年に世界の仕事の最大14%がなくなり、32%の仕事は業務が大きく変わるとしていた。
人数にして10億人以上が影響を受けるという試算になる。なお、2019年といえば「ChatGPT」が登場する2年前だ。この数字は現在は控えめな予測と言えそうだ。
言うまでもないが、技術の進化で仕事を変えるペースは加速している。スキルの「半減期」は5年、一部の技術分野では2年半という。つまり、5年するとスキルの価値は半分になるということになる。