インターネットイニシアティブ(IIJ)は9月13日、10Gbps対応の法人向けルータである「SEIL(ザイル)アプライアンスシリーズ CA10(シーエーテン)」を、9月28日に提供開始すると発表した。価格はオープン。
新製品は10Gbps対応に加え、IPv4/IPv6デュアル・スタックやIPv6 IPoEなど、企業のアクセス・ルータに必要な機能を搭載。
また、ネットワーク機器を遠隔で一元管理可能というネットワーク・マネジメント・サービスである「IIJマルチプロダクトコントローラサービス」および、機器の自動接続・集中管理の仕組みをOEM提供する「SACM(Service Adaptor Control Manager)」の対応サービス・アダプタとしても使用できる。
同製品は10Gbpsイーサネットを2ポート搭載各ポートをWANとLANに割り当てることにより、最大10Gbpsのネットワーク構築が可能。IPv4/IPv6デュアル・スタック、IPv6 IPoE、DS-Lite、ファイアウォール、IPsecなどの機能を備え、多様なネットワーク構成で利用可能だ。
IIJマルチプロダクトコントローラサービスおよびSACMへの対応により、機器をネットワークに接続すると遠隔で一元的に自動設定や運用管理が行える。
さらに、Microsoft 365、Google Workspace、Windows Updateなどの特定SaaS宛通信をインターネット回線に迂回し、企業ネットワークの負荷軽減を実現する「IIJクラウドナビゲーションデータベース」と連携が可能。対象SaaSの経路情報変更に自動で追従するため、ローカル・ブレイクアウト構成の運用負荷を軽減できる。
なお、IIJマルチプロダクトコントローラサービス/マネージメントのサービス利用料は、初期費用が1台あたり3300円、月額費用が同3300円。IIJマルチプロダクトコントローラサービス/サービスアダプタの機器レンタル料は、初期費用が1台あたり5500円、月額費用が同3万6740円。