freeeは9月14日、同社が提供するクラウド会計ソフト「freee会計」とAmazonが提供する法人・個人事業主向けEコマース「Amazonビジネス」との連携を強化し、インボイス制度に対応した仕様アップデートを10月中に実施すると発表した。これによりインボイス(適格請求書)の自動保存が可能になった。

両サービスを連携すれば、いつもどおりAmazonビジネスで物品購入するだけで、ECサイト上の販売者が適格請求書発行事業者なのか、商品や割引の税率は何%か、取引日は経過措置が適用される期間かなどをfreeeが自動判定し、インボイスなどの購入データを自動で連携する。これにより、経理の自動化が可能だ。

また、消費税法にも電子帳簿保存法にも対応した、インボイスおよび区分記載請求書の原本を自動でfreee会計に保存できる。Amazonビジネスで商品の返品やキャンセルをした際に発行される適格返還請求書にも対応。これにより、ECサイトからPDFのインボイスなどを1枚1枚ダウンロードして保存する作業が不要になるとしている。

さらに、Amazonビジネスのインボイス原本から、会計データに利用する税区分を自動で補完することが可能。また、自動登録ルールとして、独自のルールを設定したり、自動補完と独自のルールを組み合わせることも可能とのことだ。