TechInsightsによると、半導体産業の研究開発費総額は2021年に前年比12%増、2022年も同13%増と拡大を続けてきており、2023年も同4%増の943億ドルに到達。過去最高額を更新することが予想されるという。

また、半導体売上高に占める研究開発費の割合は、2021年は13.0%、2022年は14.1%であったものが2023年は16.2%にまで拡大するともしている。

2022年、もっとも多くの研究開発費を投じた半導体メーカーはIntelで、その額は前年比15%増の175億ドル。全世界の19%を1社だけで投じている。また、同社のように研究開発費に10億ドル以上を投じたのはIntel含め22社あったという。

  • 半導体産業の研究開発費総額推移

    半導体産業の研究開発費総額推移 (提供:TechInsights)

また、2022年の研究開発費の業種別内訳は53%がIDMで、ファブレスが37%、ファウンドリが10%となっているほか、本社所在地を国・地域別で見た場合、米州が57%、次いでアジア(台湾、韓国、中国)が29%、欧州が8%、日本が6%となっている。