NTTコミュニケーションズ(以下、NTT Com)は9月13日、Genesys Cloud Services Inc.(ジェネシス)の日本法人であるジェネシスクラウドサービスが提供するクラウド型コンタクトセンターソリューション「Genesys Cloud CX」を同日より販売開始することを発表した。

これにより、コンタクトセンターは「Genesys Cloud CX」と音声回線サービスをNTT Comに一括して発注できるようになるため、各サービスを異なるベンダーや通信キャリアと契約する手間が省けるという。NTT Comが手掛ける独自のAIサービス「COTOHAシリーズ」と組み合わせることで、コンタクトセンターの音声データを分析し利活用にもつなげられるとのことだ。

  • Genesys Cloud CXの導入概要

    Genesys Cloud CXの導入概要

今回NTT Comが提供を開始するGenesys Cloud CXはクラウドサービスでの提供となり、業務の繁閑に応じたICTリソース調整による従量制課金化に加えて、NTT Comのリモートアクセスサービスと組み合わせてオペレーターのセキュアなリモートワーク化に対応している。電話やメール、チャットなどコンタクトセンター利用者とのコミュニケーションチャネルの多様化も実現できるようだ。

また、NTT Comは音声回線サービスに加えて、クラウド型コンタクトセンターの構築やオペレーターのトレーニング、サポートといった周辺業務までワンストップで提供する。コンタクトセンターが複数のベンダーと契約し運用する負担を解消するとともに、業務の効率化に貢献する。