サテライトオフィスは9月12日、メールで「ChatGPT」に質問や相談ができる新ソリューションの提供を開始したことを発表した。このソリューションではメールを送信するだけで回答がもらえ、「:CC」で送信すれば全員でChatGPTの回答を共有可能だという。また、ChatGPTを企業内で利用するためにセキュリティを強化しているとのことだ。

なお、同ソリューションのリリースにより、同社が提供する「サテライトAI」ブランドのAIソリューションをリニューアルし、「GPT-3.5-Turbo-4K」版など有償プランも展開するとしている。

  • サテライトAI利用の概要

    サテライトAI利用の概要

サテライトAIはメールで利用可能なので、新しいアプリケーションを立ち上げることなくChatGPTに相談できるようになる。「To」や「:CC」などに複数のメンバーを加えて送信することで、参加する全員でChatGPTの情報をシェア可能となる。

  • サテライトAIの画面例

    サテライトAIの画面例

法人向けのソリューションとして、機密情報や個人情報をAI側に取り込ませないように制限しており、禁止キーワードを管理者が指定することも可能だ。個人情報や機密情報を利用しなければならない場合には、マスキング機能によってChatGPTには別単語に変換してパスし、受取文字時点で復号化してから表示するようだ。

さらに、利用ユーザーを限定できるほか、利用ユーザーからChatGPTへの質問やChatGPTからの回答をすべてログに保存できる。ユーザーライセンスは1ユーザー当たり月額100円から。導入支援や運用サポートは無償での提供となる。

  • ログをすべて保存可能だ

    ログをすべて保存可能だ