NTT東日本およびNTT DXパートナーは9月12日、TENTIAL(テンシャル)と共同で、NTT東日本グループの社員30名を対象に、「睡眠偏差値 for Biz」ならびに「Brain Sleep Coin」を活用したテンシャル製品の簡易効果測定を実施したことを発表した。

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「睡眠偏差値 for Biz」は、睡眠に関する自覚症状や睡眠習慣などの幅広い視点で主観的評価を定量化し、「偏差値」として数値化するサービスで、「Brain Sleep Coin」は、睡眠計測デバイス。

検証目的は「リカバリーウェアと入浴剤のセット利用が、睡眠課題に与える影響の測定」で、テンシャルのリカバリーウェア「BAKUNE Dry」と入浴剤「BAKUNE BATH」を使用した。

被験者は対象期間、テンシャル製品を利用して就寝し、問診型Webサービス(睡眠偏差値 for Biz )と睡眠計測デバイス(ブレインスリープコイン)により取得したデータを、テンシャル製品利用前後で比較(7日単位、合計14日間)して検証を実施した。

「睡眠偏差値 for Biz」による検証対象者の主観的評価としては、テンシャル製品の使用により、「睡眠スコア」「睡眠偏差値」がそれぞれ改善し、全国平均を上回る結果となったという。

また、「睡眠の質」「日中の眠気」「日中生産性」「ストレス・モチベーション」の項目においても、テンシャル製品使用によりスコアが向上していることが分かったという。

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    問診型Webサービス(睡眠偏差値 for Biz )による検証対象者の主観的評価

加えて、「ブレインスリープコイン」による客観的評価としては、テンシャル製品の使用により睡眠スコア、平均睡眠時間、深い睡眠の指標であるNon-Rem睡眠ステージ3の総時間が改善する傾向が示された。特徴的な部分としては、各項目の日時推移における数値の下落幅が少なくなっていたことから、睡眠自体が安定していることが示唆されているという。

検証結果から、「睡眠スコアおよび睡眠偏差値の大幅な改善は、睡眠時間の改善(テンシャル製品の使用により+30分増加)の寄与がある一方、睡眠の質が変化したことも要因として考えられる」との考察が示されている。

検証により取得した睡眠偏差値および睡眠時間に基づき、テンシャル製品を1年間使用すると仮定した場合の経済損失額の変化の算出も行われた。その結果、テンシャル製品未使用時と比較した従業員1名あたりの睡眠課題による経済損失は年額22.6万円の改善、30名の検証対象者全体では年額678万円/年の改善を実現する想定となったという。