オープンソースのJavaScript高速実行環境「Bun」公式ブログは現地時間9月8日、最新版となるBun v1.0のリリースを発表した。curl/npm/brew/dockerでのインストールコマンドは公式ブログのリリースノートに纏めてある。ほか、GitHubのリポジトリにソースコード等を設置する。

WebkitのJavaScriptエンジンJavaScriptCoreを利用し、Node.JSとの互換性を追求しながらプログラミング言語Zigによる開発で高速化を図るBunは、初のメジャーバージョンv1.0に到達。開発者のJarred Sumner氏はBun v1.0は、小さなスクリプトからフルスタックのサーバーサイドアプリケーションまでJavaScriptやTypeScriptにおけるbuilding/running/testing/debuggingのためのコンプリートなツールキットとなったとyoutubeの公式動画でアピール。v0.8からの変更点としてNext.js、Astro、Nest.jsのサポートやhttpサーバーを起動するBun.serve()におけるHot reloadへの対応などが行われている。そのほか詳細はGitHubのリポジトリに掲載してある。

  • WSL上での「Bun v1.0」実行画面

    WSL上での「Bun v1.0」実行画面

Windows環境ではWSLなどで動作するBunだが、公式ブログではネイティブビルド「Bun for Windows」開発への着手を記しており、急速な改善を目指すと告知する。Bunコミュニティが活発に動くDiscordの#windowsチャンネルで情報をアップしていくようだ。

  • Bun for Windowsのイメージ。公式ブログより

    Bun for Windows。公式ブログより