Tower Semiconductorと中InnoLight Technologyは、Towerのシリコンフォトニクス(SiPho)プロセスプラットフォーム(PH18)を基盤とする複数世代にわたる高速光トランシーバの開発で提携したことを発表した。

PH18M SiPhoプラットフォームは、高帯域幅変調器、光検出器、低損失導波路、光結合ソリューションなど、光学部品の豊富なポートフォリオを提供しており、設計支援環境と組み合わせることでモデルと実シリコンとの正確なマッチングを実現し、設計者が最小限の設計イテレーションで、予定通りにディスラプティブなソリューションを市場に投入することを可能にするという。すでにInnoLightでは、同プラットフォームをベースに複数の400Gおよび800G製品を開発。400G製品はすでに量産を開始しており、800G製品は2023年第4四半期に量産開始の予定だという。また、同社は400G DCO(デジタル・コヒーレント・オプティクス)で使用される400G COSA(デジタルコヒーレント用光送受信モジュール)も開発済みだという。

なお、2社はこの戦略的パートナーシップによって、AI、データセンター、次世代通信ネットワークの需要拡大を支える最先端のソリューションが可能になると期待されるとコメントしている。