デロイト トーマツ グループ(デロイト トーマツ)は9月11日、人材の育成の質の向上に向け、企業内大学である「Deloitte University(デロイト ユニバーシティ)」の日本での設立を正式に決定したと発表した。東京近郊に施設を建設し、2027年の開校を目指す。

デロイト ユニバーシティは、デロイト トーマツが加盟するグローバルネットワークであるデロイトが全世界で展開する企業内大学。2011年アメリカ合衆国テキサス州ダラスでの開校を皮切りに、現在、フランス、インド、カナダ、シンガポール、メキシコの国々で展開しているという。

ワークショップ型の各種研修活動を通じて、リーダーシップスキル開発やアイデア創出の体験を提供。学習カリキュラムには、リーダーシップ、ネゴシエーション、ファシリテーション、関係構築などのスキル獲得につながるものや、昇格時など新しい役割を理解・実践するために必要となるスキルの会得などを目的としたプログラムが幅広く含まれている。

これらの学習カリキュラムは、米国を含む世界の複数のデロイトファームとの協働を通じて開発され、世界各国のデロイトのプロフェッショナルやクライアントのリーダーなど、社内外の数多くの参加者から寄せられる意見や要望を反映しならが、随時アップデートされているという。

そして日本で開校予定のデロイト ユニバーシティは、デロイトが推進するアジア地域での複数キャンパス構想における主力キャンパスの1つとなる。同社のあらゆる人材を対象に、グローバル最先端の専門スキルの学びに加え、仲間との出会いや交流といった独自の経験を提供する場を目指すとのことだ。