先日、シンガポールで「Possible」を開催した米Teradata。今回は同社のCPO(最高製品責任者)であるHillary Ashton(ヒラリー・アシュトン)氏の基調講演を紹介するとともに、基調講演後に行ったインタビューの内容をお伝えする。
「Teradata VantageCloud」のアップデート内容
まず、基調講演においてアシュトン氏は「Teradata VantageCloud」を中心としたサービスに関するアップデートを説明した。
同氏はTeradata VantageCloudについて「より早く・スマートにスケールアップ・ダウンでき、高度なアナリティクスを実現できます。近年では、アーキテクチャをクラウドに適用させており、フレキシブルでモダンなアーキテクチャです。さまざまなストレージオプションに対応し、データから得られる成果をデータがどこにあろうが出せるようにしたいと常に考えています。この新しいアーキテクチャはゲームチェンジャーです」と述べた。
データレイク、DWH(データウェアハウス)に加え、レイクハウスとマルチクラウドに対応したデータ&アナリティクスプラットフォームとして、VantageCloudを位置づけている。
アシュトン氏は「データへのアクセスを簡単にすることに注力し、どのような環境だろうと活用できるようにしています。また、大規模なデータベースのワークロードマネジメントを可能とする並列処理の技術に加え、責任あるガバナンスで運用を可能としており、AI/ML(機械学習)にも対応しています」と強調した。