ネクストレベルは9月8日、企業などで働く275名の男女を対象に「コロナ禍前後の働き方の変化や満足度」について聞いたアンケートの結果を発表した。

初めに「コロナ前後の働き方の推移」について、「コロナ前(第1回の緊急事態宣言が発令された2020年4月より前)」「コロナ禍(2020年4月~2023年4月)」「コロナ後(新型コロナウイルス感染症が5類感染症に移行した2023年5月以降)」の3つの時期に分けて聞くと、コロナ後は、フル出社している人の割合が全体の38.5%と、コロナ禍の時期と比べて約4倍に増えていることが判明した。

  • ,コロナ前後の働き方の推移 引用:ネクストレベル

    コロナ前後の働き方の推移 引用:ネクストレベル

一方で、コロナ後も「ハイブリット勤務」をしている人の合計は46.2%と、コロナ後の働き方の中では最も多くなっている。

またテレワークで働き方に「満足」と答えた人は、全体の78.6%だったのに対して、出社回数が増えるにつれて満足している人の割合は下がり、フル出社で「満足」と答えた人は33.3%に留まる結果となった。

「フル出社」の満足度を男性と女性で比べてみると、女性40%が「不満」と回答したのに対して、反対に男性は「満足」が40.9%という結果となった。

女性の不満の原因としては、「出社のための身支度の時間が無駄」という意見が多く、男性の満足の要因としては「フル出社することによって家庭と仕事をはっきりと区別できる」という声が多く集まった。

  • ,フル出社に対する満足度 引用:ネクストレベル

    フル出社に対する満足度 引用:ネクストレベル

ハイブリッド勤務の満足度に関しては、男性と女性で大きな違いはなく、過半数以上の男女が「満足」と回答する結果となっている。